日本コルマー広島工場は、県内では数少ない化粧品製造の企業 。国内化粧品ＯＥＭ業界ではＮｏ．１のシェアを誇る 同社は、２０１７年に広島工場を取得しました。

自社ブランドを持たず受託製造を専門とし、ＯＥＭだけでなくＯＤＭも手掛け、全国に７つの工場と５つの研究所 を持っています。多品種小ロットに対応できるＯＥＭ製造のニーズは、増加傾向だといいます。

　広島工場では、スキンケア・基礎化粧品を中心に、容器に充填し包装する工程 を行っており、さらに今年竣工予定の新建屋では、化粧品の中身製造も行うようになります。化粧品は女性利用のイメージが強いのですが、製造や充填工程には専用設備が使われ、整備も必要なため、男性も活躍しています。

　生産61部の宮谷麻衣さんは、入社３年目にして現場事務職のトップ。「早くから責任ある立場を任され、成長できる環境 」と、日々やりがいを感じています。

日本コルマー広島工場生産61部の宮谷麻衣さん は、生産書類作成や伝票処理を担当。入社３年目にして、“部の要”ともいえる仕事を担っています。

若手社員でも現場事務のトップを任せてくれる職場を、「成長させてくれる環境。こんなに早くから前線に立たせてくれる会社も珍しいのでは」と感じています。

「他の社員からも頼りにしてもらって、やりがいも大きい」と話す宮谷さんも、同社他工場を見学したときには自らの経験値不足を痛感。「今後は他の部署も経験して、工場全体を把握できる人材になりたい」と展望します。

広島工場は20～30代の年齢が近い社員が多いのが特徴 のひとつ。同年代の社員とともに成長を重ね、“部の要”から“工場の要”になる日が来るかもしれません。